Nobuyuki Sugihara

砂場の山の隧道の指

  • experience (12)
  • news (60)
  • exhibition (31)
  • word (47)
  • essay (4)
  • film (4)
  • review (30)
  • journey (59)
  • photograph (6)
  • performance (10)
  • architecture (2)
  • book (2)
  • workshop (13)
  • review&journey (1)
  • memo (2)
  • livepaint (0)
  • 最近の記事

    最近のコメント

    最近のトラックバック

        -------- スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

        2007-05-17 ジャン=フランソワ・ポーヴロス×吉増剛造/「赤馬」ポーヴロス×マリリア

    ジャン=フランソワ・ポーヴロス×吉増剛造ライブ

    ポーブロスさんのライブがタダで聞けるということで、
    横浜国立大学へ
    ちょっと遅れて
    緑のある坂を駆けのぼって
    ホールへ、
    ドアが開いていて、まだ始っていない雰囲気
    聞くと、吉増さんがダブルブッキングで
    遅れているらしい、

    30分遅れで、
    ポーブロスさんと横浜国立の教授の大里俊晴さんが
    ライブを始める

    ひさしぶりのポーブロスさんの演奏
    すごいかっこいい
    好きなんですよ
    音に歴史がある深い音、

    ギターに触れる指先の
    触れかたが
    あまりに繊細で優しく、
    うつくしい音をつむぎだす

    タッチをつけるというのは、
    境界線をつくるということであるが、
    タッチを積み重ねることによって、
    境界線を積み重ねることが、
    そのリズムの響きあいによって
    境界の無い世界を生み出すことである
    というイメージが浮かんでいた
    セザンヌしかり、

    大里さんはいい音だすのだが、
    どうも、ポーブロスさんに合わせてしまう
    ポーブロスさんが盛り上がってくると
    大里さんも盛り上がってしまうというのが
    ちょっと気持ちわるい感じ、

    吉増さんが遅れてきたから、
    ポーブロスさんが渋い声で歌を歌ったり
    エレキギターの弦に向かって叫んで音を出したりするのが聞けた

    1時間くらい演奏後、終了
    吉増さんの到着を待つ

    わりとすぐに吉増さんが来た、
    遅れても、その分、いい朗読してくれればいい

    ポーブロスさんと吉増さんのライブ

    マイクスタンドに原稿用紙を張りつけ、微風で揺れる
    丸いピンチハンガーに石を吊りさげて鳴らす
    その様子をビデオで撮影しながら、

    スクリーンに吉増さんの写真が映っていたが、
    この今撮影している映像がリアルタイムで映写されたら
    おもしろそうだ

    今年亡くなられた島尾ミホさんの訃報を聞いて
    書いたという文章を朗読した

    すごくこころゆさぶられる
    朗読でした

    ポーブロスさんも自由に音をはばたかせている
    先の大里さんとのコラボが音の性質として両方とも同じ方
    天へと向かう音楽であるなら、

    吉増さんの床を指で擦ったり、
    原稿用紙を鳴らしたり、破ったり、
    する声は地の音、大地から、生活のほうから響いてくる音

    この天と地の二つが出会うことが
    すばらしい時間をつくるのだろう

    吉増さんのような音を出せる
    音楽家はほとんどいないだろう、
    だからこそ、吉増さんは共演者を極限まで引き出すのだろう

    吉増さんと一緒にやるポーブロスさんの音は本当にすばらしい

    しかし、一度目の原稿の朗読が終り、
    二度目に入ったころから、どうも吉増さんのエネルギーが違う
    そのうちに、銅板の巻き物をほんの少し叩いて、吉増さんは終ってしまった
    ポーブロスさんはまだ続けていたかったように感じた

    もう終わりだと言っていた若林さんの銅板の巻き物を持って来て
    ほんの少しだけ打つ、
    銅板は鏡であり地面である
    これに反射されて、響いていたものの
    代わりになるものは、まだ見つかっていないようだ

    終った後、吉増さんは今
    この場、なにかが生まれてくる場にいることが、
    というようなことを言っていたが、
    まさにそうなのだろう、

    しかし、僕のもっとも印象に残る朗読は、
    早稲田の小野講堂で行われた灰野敬二さんとのライブで生まれた
    異界のような張りつめた時間、
    そのとき終った後、吉増さんは、いったい自分が何をして、どこにいるのか
    まだ言語化することできないが、というようなことを言っていた

    ポーブロスさんも、青山ブックセンターで行われた
    ごろごろの発売記念ライブの時、自分がいったいなにをしていたか
    まったくわからないと言っていた、

    その時のポーブロスさんの演奏は僕が聞いたことのある音楽で最高のものの一つだ

    自分の今よりももっと先にいってしまった
    身体の奏でる音楽

    今回はそこまではいかなかった

    終了後、
    明日のポーブロスさんとマリリアさんのライブのタダ券があるというので、
    もらう、少ないから、ジャンケンかと思ったら、欲しい人が少なく、
    あっさりともらう、僕の友人が半分くらいもらっていた、

    打ち上げのときもまだ余っていた
    横浜国立の人はなんか好奇心があんまりないのかしら

    ということで、次の日
    横浜美術館のホールへ、

    赤馬というのは、前回ポーブロスさんが来た時にもあって、
    値段が高かったので、行けなかったやつだったので、うれしかった

    赤馬
    ジャン=フランソワ・ポーヴロス×マリリア

    やはり、30分遅れくらいで始る
    それにしても、客席がガラガラだ

    これでは演奏者にわるいし、
    演奏の質にも影響がおよぶ

    すばらしい音楽がほんと
    もったいない

    吉増さんの奥さん
    マリリアさんのソロの歌を聞くのは初めてだった
    以外とロックだったが、良い歌だった

    ポーブロスさんはあいかわらず
    すごい音を響かす

    つかれていたのか、後半うとうとして
    眠り込みそうになると、もう演奏が終ってしまった

    客数が少ないからか、あっさりと終ってしまう
    アンコールで、もう一曲歌ってくれたが、

    その曲のマリリアさんの歌好きだった

    なんとなく、流れで、打ち上げに同行させてもらう、

    ポーブロスさんの発言は政治的なことがけっこう多い
    ほんとにいい音楽を聞くと眠ってしまうと、ポーブロスさんは言っていた

    ポーブロスさんに外で演奏しますか、と聞くと
    セーヌ川の畔で何かのサイレンが鳴る間の時間だけ、
    演奏するというのを続けていたらしい、
    セイレーンとサイレンをかけているらしい

    本物の音を奏でる人はやはり自然のなかで浴びているんだな
    あの音が生まれてくる処は、
    境界がないところだ

    もう一つ、
    森の中で、飛んでる蠅に聞かせる為の演奏をしたか、
    しようとしているというのを聞いて、びっくりしてしまった

    これこそ本物だ

    蠅は飛びながら、色んな場所で聞いてくれるから、と言う

    この境界のなさ
    これなんだよ

    ますます、客の少なかったことと、
    英語で自分の言葉で伝えられないことが
    なさけなかった、
    大里さんにフランス語で通訳してもらったのだ

    こんなすごい人が目の前にいるのに
    自分の言葉で話せないなんて




    スポンサーサイト

    コメント

    コメントの投稿

    管理者にだけ表示を許可  

    トラックバック

    http://sugihara.blog27.fc2.com/tb.php/91-e427195d

     | HOME | 

    FC2Ad

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。