Nobuyuki Sugihara

砂場の山の隧道の指

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        2011-11-28 会津・漆の芸術祭2011~東北へのエール~

    会津・漆の芸術祭2011~東北へのエール~
    2011年10月1日(土)~ 11月23日(水・祝)会津若松・喜多方
    http://www.aizu-artfest.gr.fks.ed.jp/


    「胞衣の舟 記憶の揺り籠」

    被災地で拾った記憶の欠片、赤麻(アカソ)、弁柄、漆、真菰
    二十間蔵、喜多方 2011

    DSCN3955s.jpg


    DSCN3972s.jpg


    DSCN3957s.jpg


    DSCN3963s.jpg

    DSCN3961s.jpg


    わたしは手のない土偶の祈りのようにしてじっとしています。朝が明けていくときのように、
    わたしの影からそっと手が伸びて、失われたものへと重なるように。
    わたしはただ立っているだけで、そこに夜露の雫が一雫降りそそぐ樹木の静けさのように。
    わたしのエールは言葉を失った。失われたものたちに対する声なきエールです。

    わたしたちの大地は揺れた。
    大地もまた舟であった。
    赤子は羊水の海から胞衣(エナ)の舟に乗ってやってくる。
    赤子は揺り籠の舟に揺られ安らかに眠る。

    町ごと失われた生活の跡。それらの大切な記憶がしみついた物たちを避難所では、
    大切に拾い集めているというニュースを見た。
    その町の記憶、生活の記憶、命の記憶の染みついた物の欠片を分けてもらい、
    赤漆の糸で包んで、糸玉の胎児をつくる。
    そして編組細工でつくった胞衣の揺り籠に臍の緒で繋がれた胎児は、
    決して揺り籠の舟から落ちることはない。
    家の暗がりでそよ風に揺すられ続ける揺り籠の舟は空に埋められた記憶の墓標だ。
    記憶の揺り籠は安らかな眠りと再生を願う。
    訪れた人は記憶の胎児を優しく揺すってあやしてあげてください。
    そしてその場所でひとつのマツリが行われる。


    DSCN3975s.jpg


    「漆庭 うしなわれたものへ」

    麻布、弁柄漆
    二十間蔵、喜多方 2011


    DSCN3981s.jpg

    「志津川―会津」山形淑華

    写真、障子木枠 2011



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