Nobuyuki Sugihara

砂場の山の隧道の指

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        2010-02-19 「赤子と母のカタ、クリームパン」アートコラボラボ11(最終回)

    最後のアートコラボラボのワークショップにのぞむうえで
    浮かんでいたのは、

    生まれたての赤子は
    その動きは
    母のカタ(形)というものと
    常にひとつであるということ

    羊水の血潮の海の

    その精霊のような
    光のような
    空間とかさなった
    動き


    しかし、
    そんなことはわすれて

    なにかをわすれてしまうくらい
    たいせつに
    なにかと向きあうというのは
    とてもいい時間ですね






    東京では
    びっくりするぐらいの雪
    東京が寒い地方都市の風景のようになっていて

    真壁町に向かう

    駅に着くころには
    雪もやんで

    施設に着くと、
    出町さんと吉田さんが
    午前中からワークショップを開始している

    そこにちゃっかり広瀬くんもいて
    紙の切れ端に色を塗っている
    雪の風景に心が躍ったんだね

    しばらく一緒にビデオを撮りながら過ごし

    昼になったので
    出町さんと吉田さんとラーメンを食べに行く

    帰ってきてから
    ワークショップ。

    出町さんがもう一つの施設に用事で抜けるというので
    ダルマ制作を頼まれる

    普段は仕事をやっていて
    ワークショップには参加していない人たちが
    一人一個のダルマ制作の為に参加する
    (ダルマは展示会場で販売されるようなので、
    気に入ったものがあったら買ってあげてください)

    いつものメンバーが最後のワークショップにいないのは
    寂しいけど、いつもと違うメンバーの描くダルマもおもしろい

    どんなものができるかじっと見ている
    出町さんにもっと言ってあげてよー、と言われるが
    どんなものが生まれてくるのか
    楽しみで、静かに待つ

    手が止まって
    困っているようでも、
    様子を見る
    考えている時間も大切なのだ

    それでも
    困っているようだと
    自分の好きなようにやっていいいんだよと
    ささやくように言ってあげる

    そして
    できた
    と言ったものを見て

    素直に感じたことを言う
    かわいい
    とか
    おもしろい
    きれいだね

    ワークショップはどれだけその人の
    うちゅうがひらいていくか、
    なるべく邪魔せずに
    眺めていること

    ほんとに集中しているときは
    何も言われなくていいのだ

    声をかけると
    教えているように見えるけど

    それよりどうやって集中できる空間を
    つくっていけるかが大切だと思う

    だから自分も一緒になってつくることで
    空間を一緒につくっていく

    そして集中できないでいる人には
    声をかけたりする

    出町さんの声をかけて、肩に手をおいて
    どんどんみんなのテンションをあげていくやりかたもすばらしい
    そしてもちろん出町さんも静かにじっと見ている

    でもきっと
    それはやりかたが違うだけで
    同じことをしているのだと思う

    と言いつつ、
    広瀬くんに対するワークショップは
    出町さんのほうが、
    うまくいくところがあるので
    見習っているのだが


    前回のワークショップで
    つくっていた野焼き粘土を見て
    「キレイ」
    「どうやってつくるの」
    「どうぶつの ねこみたい」
    と言っていた
    ふーちゃんと
    来週やろうと約束していたので

    ワークショップのメンバーには入っていなかったけど
    ダルマが一段落したところで
    呼んでもらって

    粘土にね、
    指で水をつけて触ると
    キモチイイでしょ
    キモチイイようにかたちをつくっていけばいいんだよ
    と言うと

    ずっと一本の指に水をつけて触りつづけて伸ばしていく
    その一心にひとつのことをやりつづける姿に

    できたと言って見せてくれたおもしろいかたち

    「もっと粘土ある?」
    と言うので

    今度は二本の指に水をつけて
    触ってつくってみて
    と言って



    ある程度
    静かな、うつくしいダルマたちができあがったので
    今度は広瀬くんに会いに行く


    今日で広瀬くんの部屋を訪れて
    こんな風に広瀬くんと向きあうのも最後

    万感の思いで
    部屋にはいって
    うたいかける

    紙粘土をつくりながら
    ビデオを撮る

    そしてビデオテープが切れる
    ちょうどその瞬間
    とてもうれしいことがおこった

    このタイミング
    ちょうどで
    ビデオが切れる

    この瞬間、長かったワークショップが
    はっきりと、
    価値あるものだったと確信する


    あとは展示

    これも広瀬くんと一緒に
    どれだけひらかれたこころで
    たのしい未知の時間に入っていけるか


    それでも
    この映像は
    今まで時間軸にそって編集されてきたが、
    この一瞬がラストシーンになる

    その後撮ったものは時間軸がずれるのではないだろうか

    11回のワークショップで6時間分ぐらいのテープを編集していて
    今でも1時間くらいの映像になっているので
    どこがラストシーンか見るのはたいへんかもしれないけれど
    ラストシーンはぜひ展示会場で見てください


    (ループで流れるので、最初のシーンは
    自分が被っている毛布を広瀬くんが撮影する
    広瀬くんの初めてのビデオの眼からはじまります)

    そして
    そのあと
    うれしくなって
    クリームパンが食べたいという広瀬くんの願いをかなえるべく
    ヤマザキのクリームパンを真壁町中探し回って、(コンビニは売り切れてた)
    買ってきてあげると

    そのパンのことで
    スタッフの人におこられてしまったらしく
    広瀬くんは不機嫌になってしまった

    それでも
    夕食の時間になら特例で食べてもいいということだったので
    機嫌を直して

    展示前最後に
    もう一回野焼きしに来るからね、
    展示も手伝ってね
    またね
    と言って


    今日のワークショップ休みだった
    同室の谷澤さんもいっしょに居て
    「また絵を描きたい
    たのしいから」
    と言うので、

    「次はまだ決まってないけど、
    また一緒に絵を描きたいから
    うん。
    また一緒に描こう」
    と言って







    帰りの電車

    広瀬くんの今日撮影した映像とたくさんの写真を見て
    とてもうれしくなってしまった

    そして広瀬くんにプレゼントしたいなと
    いろいろなアイデアが浮かびながら

    赤子と母のカタ
    紙粘土に触れる指が
    たゆたって








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