Nobuyuki Sugihara

砂場の山の隧道の指

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        2010-02-07 国宝土偶展と秋冬山水図

    個人蔵の土偶も見れるということで
    土偶展に行く

    平日だというのにけっこう人が多い

    懐かしい縄文ビーナスと仮面の土偶から
    見たことなかった土偶たちが勢ぞろい

    すばらしい土偶たち
    でっかいすばらしい造形の縄文土器や
    獣の土偶
    亀の空飛ぶようなのもある
    人面水差しみたいな
    ふてぶてしいまでのいのちのあらわれに
    すこし懐かしい泪を誘われるような気がする

    どれもこれもすばらしい

    座ってほほに手を当てる土偶の
    背の空間性に惹かれる

    見たかった山形の土偶は正面からみると
    あまり格好よくなかった

    遊びのいのちと
    精神の宇宙の満ち欠けに
    ゆられ

    一通り見てから
    せっかくだから常設も見る

    アイヌのアットゥシや鉢巻きの文様と
    北海道の土偶の文様が明らかに共通していること

    刀、
    色ガラス瓶の特集
    地中海のうつくしい首飾り

    翡翠の珠

    勾玉に胎児の命が宿っていた時代と
    それがただのコピーとしての勾玉に変わる時

    そして
    雪舟の国宝秋冬山水図も偶然出ていた
    以前見たときより、明りが暗いのか印象は薄かったが、
    それでもこの幻視のすばらしい風景が国宝になっていることはうれしい
    セザンヌとの共通点

    他にも伝雪舟の梅下寿老図なども出ていた

    この縄文の土偶から
    アイヌ、秋冬山水図など日本美術の核(コア)を展望できる機会というのは
    とてもすばらしい

    閉館30分前
    土偶室に戻ると、ひとけがなく
    空いている

    ありがたく
    土偶たちと向き合う
    すばらしい時間


    昼過ぎから行ったのだが、
    時間がたりなかった
    一日居ても楽しめる展示だろう
    (雪舟の絵は2月7日まで展示)


    それにしても
    遮光器土偶などの
    東北の黒光る土偶は
    どうやって焼かれているのだろう
    あれだけむらなく、黒光る質感というのは
    野焼きではでない
    窯状のもので、酸素を減らした状態で焼き上げたのか
    土が違うのか、
    興味深い


    ただ一つ気になったのは、
    展示方法に難があること
    でっかい縄文土器の修復してある方の取っ手を前面に向けたり、

    大きな釣り手土器の貧相な顔の造形を見て
    裏側の方はカミや精霊のような造形だったので

    裏と表の在り方について考え込んでしまったが

    キャプションを見ると
    顔は修復だと書いてある

    学芸員か研究者の修復の腕を見せつけたいのか知らないが、
    あんな貧相な造形力で恥を晒すとは恥ずかしい

    カミや精霊の造形を表にして、
    修復は後ろに向けるという態度が
    まっとうな学者の態度であり、
    慎み深い、
    御先祖たちに対する礼というものだと思う












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