Nobuyuki Sugihara

砂場の山の隧道の指

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        2009-12-25 「湧き水の心の見えに出会っていたら」アートコラボラボ・ワークショップ5

    朝、結城駅あたりの車窓から見える筑波山は
    二上山そっくり
    大和という地名も、奈良の大和に住んでいた人が
    二上山に似た山があるということで住んでつけたのかもしれない

    駅から自転車
    この頃よい天気が続いている
    高久神社に寄ってから

    授産施設へ

    クリスマス会のあとで
    机がぐるりと囲むように移動してある

    出町さんは遅れてくるので、
    絵と紙粘土と土の粘土のワークショップを始める

    広瀬君はやはりいない

    一通り準備をすませ
    施設の人の許可をとって
    広瀬君の部屋へ

    いつもは開いているような気がする部屋のドアが閉まっている
    ビデオと紙粘土と下に敷く新聞をもって
    ノックして入る

    ビデオには興味をもって少し撮るが
    どうも疲れているようだ
    眠たそう

    発声をしながら紙粘土をつくり、ビデオを撮る
    笑ってくれるが、
    バルコニーに出たり、廊下に行ったり
    追いかけっこして、追いつくと笑う
    というのを繰り返すが外には行ってくれない
    、などと考えていること事態

    こっちの調子もよくなかった
    前日まで別件で企画書など書いていたので、
    不安な感じはすこしあって

    触れる の 踊り というところまではいっていこうと
    思って、

    この場所に戻ってくるのをとても楽しみにしていたのだけれど
    たぶんすこし固くなってた
    頭がすこし先に行って体が追いついていかなかった
    声も知っている声にしか届いていない
    出てこない時があった

    それでも広瀬君の撮影した映像の視野に引かれて
    アップで現れる広瀬君の表情の画面はおもしろい

    1時間テープが空になるまで声と粘土のコミュニケーションは続き

    紙粘土を引っ張り合って、ちぎって重ねる作品を2つ作ることはできたが、
    広瀬君の足は外には向かわなかった

    テープを交換しに多目的室に戻り、土の粘土を持って行こうとすると
    ボランティアで見学に来ていた
    福祉とアートの研究をしている茨城大の学生の女性の方が見学したいと言うので
    一緒に広瀬君のところへ

    見学者の女性が来て
    広瀬君は好奇心が出て
    土の粘土をちぎり始める

    ビデオの電池が切れたところで
    やっとすこし声が抜けはじめたようで
    廊下を通った他の利用者の声に反応して
    発声が現れる

    粘土で形を作ったものを広瀬君がちぎって
    形の合間に置いていく、それをまた僕が貼り付ける

    そのうち広瀬君は見学者の女性の手をとって離さない
    そこで、粘土つくりをやらせようとしてくれるが、
    広瀬君には触れ合うコミュニケーションのほうが必要なのだから
    当然のごとくやらない

    大きな粘土を持ってきてつくりはじめるが
    広瀬君の手はすこししか出ない

    潮が引いたように
    広瀬君の反応がなくなる
    あくびばっかりになったので、
    できたものを片付けて、挨拶して
    多目的室に戻る。

    出町さんも今日はクリスマス会と年末の帰郷の影響で
    みんな集中できず、たいへんだったと言っていた。

    戻ったら、もう帰りはじめていたので
    みんなに挨拶できず、残念

    片づけが終わったあと
    広瀬君が一人やってきて
    くるくる囲まれた机の周りを回る

    施設の建物の周りをよく
    みんなくるくる歩いて回っているが
    これはおもしろい
    魚が泳いでいないと生きていられないような
    流れの中を歩いているような

    その流れを皆が共有して持っているから
    そこには川の流れが見えるようだ

    そういえば、駅のホームで電車を待っている時
    僕も歩いてくるくる回っているな
    おんなじだ

    つくる?と聞くが
    返答しない
    くるくる回って歩く
    なにかやりのこしたことがあったのか、

    こっちに来たくなるほど
    楽しい気持ちになる時間がつくれず
    ごめん

    やはり一度や二度できたところで、
    それがまたできるという類のものではない

    背水の陣というか
    崖っぷちを背負ったような
    スリルある遊び
    その為には
    肩のちからを抜いて
    ゆめのなかのようにして
    今に潜りこんでいかないと
    ひらいていく

    いま少し最初に皆と粘土作りをしてから
    行けばよかったのかもしれない

    それでも互いのバイオリズム、波長の問題もあるのだ

    来年はまた未踏の地へ
    あそびの心のひらく喜びに触れ合いたい

    言うことで
    今日も疲れた
    とっても疲れた

    じゃあね
    と挨拶し合ってから

    園長さんに
    おいしいせんべいを頂いて、
    帰る。

    帰りに電車の中で
    折口信夫の待望の「身毒丸」(しんとくまる)を読み終り、

    …跳ね起された石の下から、水が涌き出したやうに、懐しいが、しかし、せつない心地が漲つて出た。…

    のようにすばらしい湧き水の心の見えに出会って。

    来る時に読み終えていたら、とも思うが
    すれちがって、覚めた心は
    おどっていた











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