Nobuyuki Sugihara

砂場の山の隧道の指

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        2009-12-18 「文化 資源としての〈炭鉱〉」展

    吉増剛造さんが参加しているので
    講義でチケットをもらう

    パフォーマンスは別料金だったが、
    夕張の、石狩シーツの朗読ということで
    行くことに、

    パフォーマンス前に時間がなかったが、さらっと展示を見る

    吉増さんの偶然多重露光が生まれた夕張の写真や銅版

    炭鉱の人々の
    生きた表情を捉えた写真群に
    亡霊や精霊の渦巻いているような

    「ゴォグォゴォロォォ」

    というような地響きの叫びのような
    声が鳴り響いている


    非常に愉しみになって
    パフォーマンス会場に行く

    なぜか美術館ではなく区民センターの集会室
    部屋に入ると吉増さんは銅版を敷いて床に正座し
    観客は会議机に座っている
    とても見ずらいので、床に座りたいが、
    空間がわるい
    女坑夫さんと書いた吉増さんの朱書きの書もひょろりと力ない
    いやな予感がしつつ

    学芸員と対談がはじまる
    講義で話していることに交えて女坑夫さんのことが語られる
    対談途中に連れがピンチハンガーを鳴らしだし、
    吉増さんに注意される

    そうしていたら、今日はもう読まないから話しましょうということになり
    話す会に

    偶然居合わせた映画監督が炭坑のドキュメントを撮った際
    朝鮮人労働者の為におにぎりを作るときできるだけぎゅっと握って
    大きさが同じでもお腹がいっぱいになるようにしたという話をする

    それでも残り15分くらいで主催者の学芸員に促され
    じゃあやりましょうかという感じに、

    どうしても炭坑夫さんの写真に焼きついたものたちは
    歌われなければならない

    その声なき声に動かされ、ほとんど無意識的に机をぶったたいて
    空気をぶった切る
    そんな状態で読まれてたまるか

    武満徹の
    西洋の楽譜化された音楽と違いインドネシアの音楽は持ち運ぶことができないという言葉をひいて
    むしろ反語的に、持ち運ぶことのできない音楽を
    どうやってイメージの力をつかって持ち運ぶのかという意味だという話をしていた吉増さんが
    言葉ではなく身をもってしめすこと

    言葉にならないものたちが渦巻いていたのが炭坑であって
    言葉で語られるものだけで終わったら意味が無い

    おそらく新作の詩を少しだけ読んで
    あの声をもっと聞きたかったが、
    大学で教えていると注釈を入れたくなる、
    生活のことだとか
    泣き言めいたことを言っていたので

    腹立たしかったが、連れに話をきくと、原因は連れにもあったことを知る
    その後ゆっくり炭坑展を見る

    女坑夫さんの木版画
    土門拳の子供たちの表情
    女坑夫をやっていたおばあさんたちのポートレイト
    炭坑美人に宿るゆれ(ユーレ)のような美
    女坑夫さんたちの言葉も良い
    顔が炭で真っ黒になった炭坑夫の顔(ゴォグォゴォロォォォォ)
    ボタ山
    強制労働でつれてこられた朝鮮人のボタ山の墓
    石炭まみれの炭坑夫など
    写真群がすばらしい

    渦巻いている

    炭坑に行ってみたくなった

    絵画の方は炭鉱の質感に負けているのか印象がない


    とても良い展覧会です
    おすすめ

    でもパフォーマンスを区民センターにしたのは失敗ですね
    美術館閉館後に美術館でやったら
    すごかっただろうな、
    もしくはせめて美術館の建物内だったらと






    「文化資源としての〈炭鉱〉」展

    2009年11月4日(水)~12月27日(日)
    午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
    月曜休館

    目黒区美術館1階・2階展示室

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