Nobuyuki Sugihara

砂場の山の隧道の指

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        2009-06-17 「光の棘」と秘境駅



    名古屋の秘境駅と呼ばれる駅に降り立ち
    しばし散策する

    切り立った崖沿いに歩くと
    蜘蛛の巣が花雲のように揺れている

    なんとも魅力的な自然散策路の入口で
    斜面の上に祠が見える

    登ってみると赤い紐のついた扉のある祠と
    長丸石がひとつ置いてある

    Image268a.jpg

    緑の鍾乳洞のような木々の中
    さらに急な斜面を登ると
    トンネルがあり
    中に入ると

    廃線になったトンネルの
    古色したレンガのアーチの
    剥がれた色のロンド

    ここに来れてよかった

    名古屋駅に着き
    地下鉄で
    八事駅、中京大学Cスクウェアで
    吉増剛造展「光の棘」を見る

    北海道立文学館で見たものもあったが、
    また印象がぜんぜんちがう
    「表紙」の写真の二重露光の甘美な色の
    そのパノラマサイズの窓がたくさん集まった部屋には
    色の遍路のような奇妙な歪みが生じている

    カーテンをくぐると椅子だけが置いてある
    部屋でながれる「柴田山」のパフォーマンスの音声記録が
    凄まじい声のこころ
    ポーブロスさんの何かを呼び出すようなギターの声の傾き
    が壁をへだてて耳に届く中の展示

    ピンチハンガーも吊られている
    吉増さんが銅板を叩き始め
    それから倉石信乃さんのと対談が始まる

    配られた吉増さんのフリーペーパーに貼られたコピー
    『アイヌ語地名小事典』の拡大されたアフンルパルの写真が
    舟にのった人たちの記憶の揺れをかさねて
    その内臓的な空間の紐のような襞のビジョンに
    眼が奪われる
    それはまた縄文土器のえぐられるような襞を裏返したような
    器かもしれない
    アフンルパルは道路造成で欠けてしまったが
    それでも、実際に行った印象より写真のほうが大きく感じる

    ロバート・フランクの写真に書かれた文字もまた
    内臓から捻りだされたような文字の震え

    写真には写りづらいまいまいず井戸を
    写すようにパノラマサイズで撮られたアフンルパルの写真が
    写らないものを写す始まりだったのだろう

    東京に帰るが、三島の
    箱根の関で終電を迎える
    10時台だったのに
    前もこういうことがあった
    その時は修善寺に行ったっけ

    それから仕方ないので
    少し戻った駅で下車し海へ

    高い堤防を越えると砂浜と海の家があり
    寝袋を持ってきていたので、
    海の家の屋根付きベンチの上で就寝
    足指の間を吹く海風が心地よい
    しかし蚊が寄ってきて刺されて
    なかなか眠れず
    夜明けごろ目を覚ますと
    車がたくさん堤防を降りてくる
    釣り大会でもあるようだ

    波打ち際で石を拾い
    睡眠不足で歩きながら
    白隠生誕の地と産湯の井戸に寄ってから
    帰宅
     






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