Nobuyuki Sugihara

砂場の山の隧道の指

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        2008-10-05 イワナの掴み捕り

    友人の稲刈りの手伝いに行って一緒にハゼカケ(稲穂を天日干しするために、木組みの棒に掛ける作業)をして、
    知りあった冒険キッズさんは、
    千年の森という自然学校で
    子供と一緒に活動している
    西丸館の展示も見に来てくれた

    千年の森に興味があると言ったら、
    山ブドウを採りにいくので、一緒にいきましょうとさそってくれたので、
    稲刈り作業の後、車で千年の森へ連れて行ってもらう

    上原(わっぱら)遺跡を越えて、山道をのぼっていく、
    ツリーハウスのある山小屋で管理人さんに挨拶して、
    高枝切りばさみを借りて、山ブドウ採り

    去年、噴湯丘に行った時採った山ブドウより、
    ずっと大きく、普通のブドウの小さいやつくらいの大きさがある
    高い木の上にあるブドウは、高枝切りばさみで、ガードレールに乗っても届かないので、
    あきらめて、ふらふら、キノコを探して近くの沢を見ると、
    魚が捕れそうなので歩いてみると
    魚影がはしる
    裸足になって、凍える冷たさの水に入り、
    石の下に手をつっこみ、魚を追うが、逃げられる、
    数匹に逃げられ、やっと石の下に追い込み、ぬめりのある魚体に触れ、
    尾っぽを掴んで、なんとかひっぱりだそうとするが、あと一歩のところで逃げられる

    悔しいところだが、手足が凍えてしまい、戻ると、
    ちょうど、子供達も山ブドウ狩りを終えて帰るところだった

    あと一歩で、魚が掴めたところで、魚はいっぱいいたと話すと、
    冒険キッズさんも、天然の岩魚を捕ったことがないので、
    捕りたいという、
    それで翌日の朝から再び行くことになる

    朝、再び千年の森へ、昨日の沢に入るが、
    朝なので昨日より冷たい気がする
    朝飯の握り飯を食べてる間に、
    先行する冒険キッズさんが、一匹目の岩魚を掴み捕る
    エラに葉っぱを差して、バケツにいれる

    どんどん沢を登り、岩の下に手を突っ込む
    やっとのことで、岩の下で岩魚を掴むが、ぬめって、ひっぱり出せない
    今度こそはと、鰓に指をつっこみ
    なんとか両手でしっかりと掴み
    引っぱり出す

    ビクに入れて戻ると、
    「岩魚がいた」と、
    三人がかりで追い込み、流れてきたところを
    掴み捕る

    山道をさらに車で登ったところにある
    源流のほうが大きい岩魚がいると言うので、行ってみることにする

    源流に着き、ずんずん登り、深みで2、3匹いたのに逃げられたりしながら、
    遡る、けっこう小さな溜まりに黒い大きな魚影が走る
    石で逃げ道を塞ぎ、3人がかりで追い込む
    足元にいる、の声に合わせて、
    流木の下でゆっくりとその魚体を掴む
    おおきな体が意外と掴みやすく、掬い上げると激しく跳ねる

    同じ場所にもう一匹けっこう大きな魚影が見え、捕れた岩魚をビクにいれに行く間に、
    連れと、冒険キッズさんが二人がかりで、追い込む

    連れは初めてで、まだ一匹も捕まえていないので、
    掴ませてもらうが、引っ張りあげられず、結局、冒険キッズさんが頭を掴み
    捕る

    捕った魚をすっ転んで逃がさないように、
    細心の注意を払いながら、沢を下る

    最後の岩の水流コースターのような細長い流れのところで、すっ転び、半身濡れるが、
    ビクは守りぬき、着替えて、戻る


    管理人さんに見せると、こんなに短時間で、大漁なのは見たことないし、
    こんな大物は久し振りだという、収獲は6匹で、大物は27.5センチだった。
    掴みどりの最大記録は32センチだと言うから、かなり大きい

    でも、原種の岩魚はむしろ小さい二匹で、黒い魚体に銀色の細かな斑点が
    雪原にきらめく細氷で織られた錦のように光り輝く

    大物は腹が黄色い、養殖を放流したわけではなく
    下流から遡ってくるらしい


    家に戻って、さばいて、火鉢で炭をおこして、塩焼きにすることにする
    内臓は、連れがナラタケとウワバミ草の吸い物を作る
    米を炊いて、
    じっくりと焼くと、パリパリの皮とほっくりと柔らかく甘い白身がなんとも旨い
    やはり、原種の岩魚が一番うまい気がするが、
    時間をかけて焼いた大物はたっぷりとした肉がほくほくとしてうまい、うまい
    頭から骨まで、炭火で焼いて骨煎餅を作って残らず食べる
    丸ごと全部食べられる岩魚に感謝


    それにしても
    あんなに沢のたまりごとに岩魚がいて
    天然の岩魚が捕れるなんてすばらしいところだ

    しかも、上流のほうが、大物がいると言う
    あんなに細い流れを岩魚が遡っていくという
    その跳ねるような
    “沢”のイメージはすごい

    岩の下にいる岩魚
    つめたい水底の岩の下に手を差しいれると
    出会うイノチのぬめりの揺らめき

    それは小さいころ、年に一度、長野でじいちゃんと一緒に行っていた
    イワナのつかみ捕り、川を堰き止めて放流したイワナだったけど
    その生命の揺らめく記憶にであう指先に今度は
    自然の沢で出会えるとは
    うれしいことです










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