Nobuyuki Sugihara

砂場の山の隧道の指

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        2006-01-19 ゲルマニウムの夜と国立博物館

    「赤目四十八瀧心中未遂」の荒戸源次郎、制作総指揮、
    国立博物館の敷地内に「ゲルマニウムの夜」の為だけに、
    一角座っていう映画館をぶっ建てて、上映してる
    花村萬月原作、
    麿赤兒の長男・大森立嗣が監督の

    「ゲルマニウムの夜」

    http://www.neoplex.co.jp/cinema/geruma/


    赤目はすごく好きだし、企画がおもしろそうだったから、
    予告もかっこよかったので見に行った

    雪道を歩く牛の群れ、
    鉄パイプの穴、
    かっこいい映像で期待させる、
    が過激なシーン、性と暴力のみで作られるストーリーは
    これから始まるのかと思ったら、
    終わってた、つまんないんじゃないのコレ、

    終わると、監督と荒戸さんがでてきてなんかしゃべる、
    手作り映画館ならではで、なんかいい、

    殺人を冒し、一線を超えた後、
    性の冒涜に向かう、変態ばっかでてくる話、
    荒戸ファミリー勢ぞろいみたいな役者群で、
    もってるんじゃないかという登場人物、

    キリスト教の堕落なんて今さらあたりまえなこと描いて、
    ゲルマニウムラジオに関する内的な描写もなく、
    ただ過剰な強さのみを求めた映画という印象、
    パンフにも書いてあったが“強い”映画ではある、

    でも大切なものは“強さ”ではなく“深さ”だと言った、
    椿昇さんの言葉が浮かぶ、
    椿さんにそれがほんとにあてはまるかはともかく、

    赤目の熟成されきった映画エキスの醸し出す艶というか、
    匂いいっぱいに詰まった魅力にくらべると、
    がっかりだった

    一角座自体も壁とかかっこわるい、音響はいいけど、
    鳥の声が聴こえたり、学校のベルが聴こえたり、
    映画を見る場所、映画館の醸し出す匂いみたいなの、
    すごく大切なんじゃないかと、
    特に赤目なんかでは、

    国立博物館の敷地内に建てて上映してる意味がわからない、
    これなら普通の映画館のほうがいいんじゃないかと、

    映画のその場所であることのインスタレーションに
    期待せざるを得ない企画だったから、がっくり


    でもなんかむしゃくしゃと残るものもある、
    花村萬月の原作は読んでないけど、興味をもったから
    ちょっと調べると、
    「ゲルマニウムの夜」は王国記というシリーズの第一巻で、
    始まりって感じなのもわかるし、
    花村萬月がキリスト系の学校で育ったことからの、
    キリスト教に対する焦点もわかる、

    映画はもう一度見たくないけど、
    予告編はなんども見てしまう、
    音楽と映像がかっこいいから、
    もしかしたらなんかあるのかもしれない、

    荒戸さんが言ってたけど、
    海外の映画祭でなんか賞とるんじゃないの、
    こういう映画がねえ、





    花村萬月のページに載ってた、言葉

    幻視とは、洗い清められた感覚で自然を見ることにほかならない。

    William Blake          














    映画チケットで国立博物館も見れたので、
    そっちを先に見たのだが、
    そっちのほうがぜんぜんよかった、
    縄文火焔型土器みたいな文化って外国にもあるのかね、
    すごいな、日本って気分になってくる



    今は、長谷川等伯の松林図屏風が見れる、
    去年も見たけど、
    国宝一点しかださないっていう展示方法はもったいないが、
    悪くない展示だった、国立博物館はすごい絵いっぱいもっている、
    あれ常設で全部見れたら、すごい美術館なのに、

    松林図屏風、
    部屋に向かう刹那の空気、気づきの、
    その瞬間立ちあらわれるものの不思議さ、

    伊勢神宮の外宮の拝殿の前の巨木の双びに見た瞬間、
    立ち上がったなにか、その不思議さ、


    自立する屏風という形式、
    壁のない日本家屋の襖絵と床の間の掛け軸、
    西洋絵画の額装、釣り下げ、
    壁画などに想いを凝らす

    火焔型土器から弥生埴輪への断絶、
    火焔型土器はすばらしい、

    アイヌのイクパスイ(酒篦)、
    薬師寺、十一面観音像、





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